しばらく帰ってこられなさそうです。冗談はともかく。
- 若杉隆平ほか(2011)「国際化する日本企業の特性」, 若杉(編)『現代日本企業の国際化』, 第1章, 岩波書店, 1-34.
推定結果
(1)企活: 製造業(全体), 2003
TFP分布を、あらかじめ別にOlley-Pakes(1996)法で推定
(Pareto)分布の下限Xmを1に基準化
平均E(X)(2005年だと、図1-5から2弱か)から
E(X)=Xm*{k/(k-1)}を利用して
k=1.69と推定。
(2)企活: 製造業(製造業20部門別), 2002
Pareto分布をOLS推定。
k=1.80(製造業全体), 1.77-2.30.
コメント
- kの値が小さい感じ。k>σ-1という制約を考えると、代替の弾力性σが取り得る範囲が厳しくなる。
- 企活の対象企業が従業者数50人以上の(比較的規模の大きい)企業だから、kが過小評価(fat tail)されている? (「真の下限値」辺りの数多い低生産性企業のサンプルが落ちている。)
参考文献(上記以外)
- 若杉隆平ほか(2008)「国際化する日本企業の実像: 企業レベルデータに基づく分析」, RIETI Discussion Paper Series 08-J-046, 経済産業研究所.
- Olley, G. S, Pakes, A (1996) "The Dynamics of Productivity in the Telecommunications Equipment Industry," Econometrica 64(6), 1263-1297.
謝辞
伊藤萬里先生に補足の解説をいただきました。感謝。
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