これは旅blogではなくCGE blogだというところを見せるために、近況なぞ。
を参考に、昨年度末より、数多の海外出張を乗り越えつつ、奮闘。一通り、GAMS上でのエラーもinfeasibleもなくなった。全部の変数を期待される基準均衡解にpin downしたらその通り解ける(細江ほか(2016, 付録B))。が、答えが変。最大化と最小化で答えが違うし...(お、IRSだから複数均衡だ!...違うって)。何か見落としているらし。
以上、書いてしまえばきわめて短い...。
Dixon et al (2015)は数値例。対称な多地域モデル。
- Dixon, P., Jerie, M., Rimmer, M. (2015) "Modern Trade Theory for CGE Modelling: the Armington, Krugman and Melitz Models," GTAP Technical Paper No. 36.
を参考に、昨年度末より、数多の海外出張を乗り越えつつ、奮闘。一通り、GAMS上でのエラーもinfeasibleもなくなった。全部の変数を期待される基準均衡解にpin downしたらその通り解ける(細江ほか(2016, 付録B))。が、答えが変。最大化と最小化で答えが違うし...(お、IRSだから複数均衡だ!...違うって)。何か見落としているらし。
モデルの改変箇所
- Z(j)を作ったあとのCETをなくす。
- 固定費用(F&H)を掛けてwidgetを作る(Melitz)。
- widgetを集計した財QT(i,r,s)を作る(Dixit-Stiglitz)
- QT(i,r,s)を各地域から集計(Armington)
いくつかの注意点
- 国際輸送サービスの取り扱い。
- 固定的投入要素は何か(Dixon et al.(2015)は、Melitzに倣って労働。しかしここではZ(j)にする。)
キャリブレーション・データの問題
- Melitz par.をどうするか。
- GTAP DBとのすりあわせ
以上、書いてしまえばきわめて短い...。
参考文献
- Zhai, F. (2008) "Armington Meets Melitz: Introducing Firm Heterogeneity in a Global CGE Model of Trade," Journal of Economic Integration 23(3), 575-604.
- Itakura, K., Oyamada, K. (2015) "Examining Trade Response of Armington-Krugman-Melitz Encompassing Module in a CGE Model," GTAP 2015 Conference Paper.
- Melitz, M. J. (2003) "The Impact of Trade on Intra-industry Reallocations and Aggregate Industry Productivity," Econometrica 71(3): 1695-1725.
- Oyamada, K. (2013) "Parameterization of Applied General Equilibrium Models with Flexible Trade Specifications Based on the Armington, Krugman, and Melitz Models," IDE Discussion Paper 380 Institute of Developing Economies, Chiba, Japan.
メモ
Dixon et al (2015)は数値例。対称な多地域モデル。
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